化学実験でのことです。
今日の化学実験はクロムを扱うものだったのですが、
反応性を上げるために溶液を加熱する場面がありました。
小学生ではないので加熱はアルコールランプではなく、
ガス栓にバーナーを繋いで行うわけですが、
ふと相方のバーナーを見てみたところ、
(今日は個別実験)
ガス栓が開いているにも関わらず火がついていません。
目線をガス栓からバーナー本体の方に移してみると、
次のストッパーも開いているではありませんか。
ちなみにこの時点で僕のバーナーは稼動中。
すぐにその二つを閉めました。
まあまあ、ガス調節まわしが閉まってさえいれば、
そう、最後の関門が放出を防いでくれる。
調節まわしよ、よく閉まっていてくれた。
お前のお陰で俺は死なずに済んだ。
そんな感謝の念を込めつつまわしを閉める方向に。
閉まっているものをさらに閉めるのだから、
当たり前ですがこれ以上回らないはずです。
しかし。
期待と裏腹にスムーズに回転するまわし。
その瞬間、全身から血の気が引きました。
ああ、ガスは完全に漏れていた。
近くに火の気はある。当然酸素もある。
ガス爆発が起きてもおかしくない状況でした。
全てを悟ったとき、全身から冷や汗が出ました。
何も起きなくて良かった、と心の底から思いました。
化学に事故のリスクが付き纏うのは覚悟しています。
しかし、夢を追い始めたばかりの今死にたくはありません。
それも実験ペアに殺されるなど。
相方は度々危険なことをします。
しかも注意しても改善されません。
今日の件も、反省の色は見えませんでした。
誰か助けて…
P.S.事故が起きなかった理由を考察しましたが、
簡易ドラフトがあったことが命の綱だったようです。